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JUNmamaの気ままーな日記

junmama.exblog.jp
by junmama96
一日の中でなにかを見つけてなにかを感じるってすごく大事なことだよね。
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タイムスリップ
2004年 12月 01日 |
2004/12/1(水)

カラリオ〜♪で有名な某メーカーで営業をしていたのはかれこれ10年以上も前の話し。
私達の新卒の代から初めて起用された「女性営業」という仕事。
華やかで人と人との出会いがやりがいのある仕事だと勝手に決めつけて自ら選んだ職種。
しかし、入社して3年目には同期入社の女性営業はわずか3人になっていた。
条件も環境も全て男性と同じ。
ヒールを履きながらの台車押しは当たり前。
まとめた髪は汗でボサボサになった。
毎日毎日死人のような(笑)顔付きで営業の往路復路を歩いた。
私はその中でも最も過酷(笑)と言われた秋葉原での営業だったが、物流を管理する大先輩、そして3度は「いつか殺してやる・・・(呪)」と思い続けたが、最後は一番尊敬する人になっていたOJTリーダーの上司、そして共に苦しい状況を励まし合いながら乗り越えてきた同僚たちに支えられて、最後は納得のいく自分だけの営業スタイルを確立できた、と思っている。

皆、あの頃は20代前半から中盤の先輩ばかりだったが、会わなくなってもう10年以上過ぎていた。
師走に入ったその日、ずっとメールでやりとりしていた女性の先輩から「もうすぐ出産が近付き、ついに勤続ン十年でやめる決意ができた。会いたい。新宿で夜会えないか?」と突然連絡が入った。
5つ年上で悪い遊びばかり一緒にしてきた(爆)その先輩。
出逢ったばかりの頃は27歳だったね。
今42になり、初めての出産。
会わないわけにはいかないと慌てて仕事を切り上げ、用意をし、新宿まで急いだ。
新宿駅の西口から高層ビル群に向かって歩く。
久々の景色だ。
街を歩く人たちも白いコート、赤いコートが目立ち、ビルの下を彩るクリスマスバージョンのイルミネーションがとてもきれいだ。
自然と背筋が伸びる。そして顔が上を向く。

店に入ると、想像していなかった懐かしい顔がズラーッと私を迎えてくれた。
「おおーーーーっ!いちムらーーーーっ!(←私の旧姓。爆)久しぶりだなーーーーっ!!!会いたかったよーーーー!!!」
「いちムらぁ♪元気にしてたぁー?!」
きゃーっきゃーっと興奮気味の再会。
最初の店を出て、カラオケに行って、、その間中、
「いちムら〜!いちムら〜!!おい、いちムらぁ!!」
「いちムら〜、おまえが最年少なんだから、まぁ歌え!!」
「いちムらー、ほら、最年少なんだから注げ!」

あの頃のまま、何も変わらず、ただ時間だけが過ぎただけの様だった。
こう言うのをタイムスリップと言うのだろうか。
37にもなる私はまだこの人たちにとって最年少のペーペー(笑)なんだ。
苦しい時も励まし合い、時にはぶつかったり、争ったりしながら共にやってきた戦友のようなみんな。
一人の大好きだった男性の先輩が「いちムら〜、おまえには昔から頑張れ、と行って来たけど、おまえはいつも頑張りやだったな。でもこれからも子供の為だけに頑張れ!」と言った。
ふふふ、もう酔っぱらってろれつも回っていなかったが、なんて懐かしい響き。
先輩の「頑張れ。」

それから、何よりも、絶対見る事がないだろうと思っていた姉さんの大きいお腹。
「何だよ、その派手な付けヅメよ〜」(笑)
「取るわよ!出産の時までには!」
「そうだよ、オムツ取り替える時うんこが入るよ。」
「あっはっはっは!」
きつめの美人だった姉さんの顔はすっかり優しく柔らかく、母の顔になっていた。

会えて良かった。
きっとまた10年の時が経っても、こうしてタイムスリップしたように会えるんだろう。
「また10年後に!」と冗談を言って別れて帰ってきた。

頑張ってやってきた事は、何年経っても自分の宝物になる。
もちろんそばにいた人たちも。
宝物!
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