JUNmamaの気ままーな日記

一日の中でなにかを見つけてなにかを感じるってすごく大事なことだよね。
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水流の恐ろしさ、人間の恐ろしさ。
2006年 08月 01日 |
小2女児吸い込まれ死亡 埼玉、流水プールの吸水口

夏休みのプールで悲惨な事故が起きた。埼玉県ふじみ野市の市営プールで31日、同県所沢市立小手指小2年、戸丸瑛梨香ちゃん(7)が大勢の人の前で排水口にのみ込まれ、死亡した。「普段から排水口の吸引力はすごかった」と利用客は口をそろえる。なぜ、排水口はふたが外れた状態で放置されていたのか。現場では怒りの声が噴出した。【内田達也、浅野翔太郎、小泉大士】

 「吸い込まれる瞬間、ドーンと大きな音がした」。事故が起きた後、施設の外に誘導された利用客たちは声を震わせた。毎日のようにプールに来ているという川越市の中学1年、斉田朋也さん(12)は「排水口の近くはすごい力で引っ張られ、壁に体がくっつきそうになる。ふたが外れていたなんて怖い」と言葉を詰まらせた。


こんなことがあっていいんだろうか。

私は、体育大学の頃、某多摩地方の市営プールで監視員のアルバイトを夏の間していたことがある。
バイト生活に入る前に、一日講習を受け、救命の為の蘇生法など実技の試験を受けさせられた。
今思えば、同じ年頃の男の子たちと一緒で和気あいあいとしたものだったような。
私は大学で蘇生法の資格を取っていたものの、それが実技に生かされるかと言うと、考えただけで「無理かも・・・」と思っていた。
実際事故は起きた。幸い惨事ではなかったが、大きなホイッスルとともに、複数のプールの監視台に座っていた監視員がすごい勢いで降り、走り、溺れた子を助け上げたりしていた。
しかし、本当に蘇生が必要となった時に、それができるアルバイトは何人いたんだろう。
今の市営プールと基準に違いがあるのかもしれないが、あの時にこのような同じ事故が起きたとしても、そこにいるアルバイトは何もできなかったであろう、と思う。

人は水流には全くの無力だ。
脚の立つ海でも、強い波がきた時に立っていられず、転がり、立ち上がれないことは、多くの人が経験しているだろう。
うちのおっとうは、数年前の谷川岳登山の際に、鉄砲水で多くの川遊びをしていた人々が飲み込まれ、死者が出たあの悲惨な事故を目の当たりにしている。あっという間の出来事だったそうだ。
川の上で呆然と見ているしかできず、身震いするほど恐ろしい光景だったそうだ。

水流だけに限ったことではない。
自然の力の前には、人の力など全く無力、無なのだ。
それを何故人間は気づかないんだろう。

学生時代、立山黒部の室堂付近の山小屋でもアルバイトをしたことがある。
2450mという標高の場所でハイヒールの靴でやって来たり、雷が鳴っている状態で傘をさしたりしている人を何人も見かけたことがある。
ボッカの手伝いをしながら、「バカだな・・・」と言い合っていた。

自然に対する人間の心の甘さが大きな事故を招く。

おそらく今年も例年と同じような悲惨な夏の事故が起きるんだろう。

あのプールでアルバイトをしている時は気がつかなかったが、この事故は、どこのプールでも起こりうるはずだった事故だ。あの時の私たちのプールでも・・・。
アルバイトには何もできない。

「プールから全員速やかに上がってください!!」と叫べば、叫んでいれば。
そういうマニュアルや教育が徹底的に現場職員やアルバイトに叩き込まれていれば、こんな事故は起きなかったはず。
・・というか、それ以前に今更だが、何故排水溝が空いている状態でプールを開放していたのか。
脚一本大人が飲まれたって、自力で抜け出せないほどの水流の恐さを知らなかったというのか?


この事故を受け、各地のプール施設などレジャー施設が一斉に設備安全点検を行うのだろう。
この人間の心の甘さ、恐ろしさを、何故こんなに幼い子が死を持って教えなければならなかったのだろう。

同じ年の子を持つ母親としても、許せない事故、いや、事件である。
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by junmama96 | 2006-08-01 00:00 | 自然 |
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